2016-10-07 23:10:00

CEATEC 雑感

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CEATEC に行きました。

この手のイベントって、学会に比べるとあまり面白くないんですよね。学会は「難しい問題に果敢に挑戦して、ある程度までは成功しました」というような話が多いけれど、企業中心の展示会が取り上げるのは「特に目新しくはないけれど実用化には至っていない話」なので、どちらかといえば未来感が薄くなりがちです。(もちろんこれはどちらかが優れているということではないです。)

今回は「人工知能! IoT!」という話が多く、そこは自分の専門に近いので何がいつ実用化できそうかも何となく想像がつき、そういう意味ではやや情報量に乏しかった印象でした。


トヨタやシャープがロボットとのコミュニケーションに注力していたこと、ここは少し面白いのではないかと思います。人工知能、IoT、それらの活用による「世界の最適化」に飽きると、人々の目はそういうところに向き始めてくるようにも思います。

パナソニックのお料理特化ハウス。関連技術・製品を全力で集結していて、その一方で押し付け感のない見せ方をしていて、こういう演出は本当に上手いですよね。「ふだんプレミアム」の CM を見るたびに思います。

Preferred Networks のブースは無骨で大きなデモと生真面目な技術者の取り合わせで非常にクールな印象でしたが、通りすがりの人に「なんだこの会社は?」「この技術はどこから買ったんだ?」などと言われていて、Preferred Networks ですら認知度はこの程度か…と厳しさを感じました。


技術のレベルの判断が付きにくいので、この手のイベントは難しいんですよね。

「衣服の画像認識に世界で初めて成功!」と堂々宣言する大きなブースがありましたが、衣服の認識は学会レベルでは時々ある話なので、いったい何を思ってそう宣言するのか、そしてここで聞いている人たちはどういう印象を受けるのか、リテラシー的な難しさを感じました。

「人工知能で何かをしています」「機械学習で何かをしています」というブースが大小問わず多く、知的情報処理は(最低限は)誰でも扱えるようになってきていて、きちんと取り組んでいる人とそうでない人の区別が付きにくい印象です。博士号の取得がそこで役立ってくると良いのだけれど、と思います。


<本日の進捗>

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